iSCSIの設定
LstUpdate : 12/08/11
CentOS6.3をiSCSIターゲットにして、windows機からマウントしてみます。
もくじ
(1) 必要なソフトウェアのインストール
(2) 設定ファイルの編集
(3) ファイヤーウォールの設定&サービスの起動
(4) windows機からマウント
yumを使ってインストールできます。
yum install scsi-target-utils
これだけでOKです。
iSCSIでローカルHDDのパーティーションを使用する想定とします。ファイルを仮想ディスクとしても使えるみたいですが、やったことないです^^;
どのパーティーション公開すんのか忘れた・・・場合は、以下でパーティーション一覧を表示できます。
[root@miranda ~]# cat /proc/partitions major minor #blocks name 8 0 3906228224 sda 8 1 512000 sda1 8 2 122880000 sda2 8 3 16384000 sda3 8 4 4194304 sda4 8 5 3762255872 sda5 |
ここでは、/dev/sda2をiSCSIターゲットで公開するとします。
以下のファイルを編集します。
/etc/tgt/targets.conf
コメント分がいっぱいありますが、とりあえず、一番最後に以下の設定を追記します。
<target iqn.2012-07.192.168.11.33:target0> backing-store /dev/sda2 initiator-address 192.168.11.2 initiator-address 192.168.11.3 incominguser alctail passwd </target> |
1行目の「iqn.2012-07.192.168.11.33:target0」と書かれている部分がIQNです。iSCSIの識別子みたいなもんだと思います。これはフォーマットが仕様で決まっていて、以下のようなフォーマットです。
iqn.[ドメイン取得年]-[ドメイン取得月].[ドメイン名(逆順)]:[識別子]
私はドメインなんて持ってないので、てきとーです。別に外部に公開しないから・・・。家の中でしか使わないなら、上記の例のように、てきとーにつけちゃってOKです。
2行目は、iSCSIに使わせるストレージ領域です。パーティーションを指定します。
3〜4行目で、接続を許可するアクセス元IPアドレスを指定します。複数指定可能らしい。上記では、192.168.168.11.2と192.168.168.11.3に許可しています。
5行目で、接続するのに必要なIDとパスワードを設定しています(「alctail」がIDで、「passwd」がパスワードです)
これだけでよいっぽ。
iSCSIのサービス名は「tgtd」です。起動していない場合は「service tgtd start」とかで起動します。
iSCSIはTCPの3260番ポートを使用するので、ファイヤーウォールの設定をしておきます。
windowsはvista以降iSCSIのiSCSIイニシエーターがはいってますので、iSCSIのディスクをマウントして使うことができます。
Windows7の場合「コントロールパネル」→「管理ツール」→「iSCSI イニシエーター」で、設定ツールを起動できます。
設定手順については省略(設定ツールの画面の文言を見てれば設定できるレベル)。